アロマテラピーは日本では雑貨に分類されます。効果効能を示すものではありません。

▼ 香りはどうやって働くの?

アロマテラピーは植物に含まれる香りの成分を抽出した芳香成分『精油(エッセンシャルオイル)』を用いて、心と体を癒やし、健康や美容に役立てる植物療法のこと。
芳香成分を体に取り入れることで、体調や精神の乱れを調整することが目的です。最近では、病院や鍼灸治療院、歯医者などでもアロマテラピーを利用して治療をしている場所も多数あります。

1.鼻から脳へ 空気中に拡散した精油の芳香成分は、主に鼻から吸い込まれ鼻の粘膜に付着します。鼻の嗅細胞が脳の大脳辺縁系にその情報を伝え、大脳皮質の嗅覚野で「匂い」として認識されます。
大脳辺縁系は、交感神経と副交感神経の自律神経系や内分泌機能を調節し、本能行動を制御する場所です。つまり、香りの刺激がストレートに脳に届くため、気持ちをしずめたり、元気にさせる働きがスムーズなのです。

*主な活用法・・・芳香浴、沐浴、吸入など。
2.肺から血液へ 鼻や口から吸い込まれた芳香成分は、微量ですが気管から肺に入ります。肺のガス交換により毛細血管に吸収され、血液に入ることで全身をめぐり、体内の各組織、各器官に届けられるのです。芳香浴などで体内に取り込まれた香りの分子は、肺胞・粘膜・血管壁を通って血管内に入り、体の中を循環して、様々な器官に働きかけるのです。

*主な活用法・・・芳香浴、沐浴、吸入など。
3.皮膚から血液へ 精油を植物油などにブレンドして肌に塗ることで、香りの分子は皮膚から体内に取り込まれていきます。皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層から構成されており、表皮の一番下層に基底層と呼ばれる層があります。皮膚のバリア機能により、通常の化粧品などの成分は浸透しにくいのですが、精油の香りの分子はバリア層を通り、真皮に到達して末梢血管に入ります。その後、精油成分は全身を巡り、老廃物を除去するなど、様々に働きかけるのです。

*主な活用法・・・沐浴、湿布、マッサージなど。